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ヒッツーのブログ

フワフワモコモコ癒し系のヒッツーがブログ始めただす!世も末だすよね~

諏訪湖・諏訪大社に行き放題ですわ

旅行
2016年の暮れの事だす。ヒッツーには心配な事があったんだす。それは、飼い主が「サッカー観戦」に行くのを渋るようになってて、いつしか恋人との関係が冷めてきてた事なんだす。そりゃあね、どんなに愛し合ってたって多少の価値観の違いくらい、誰にだってあるものだし。こんな些細な出来事で破局してたら人間つとまらないだすよ。ねえ飼い主、アンタが謝れば、きっと修復できるはずだすよ。メールじゃダメだす。ちゃんと会って話さなきゃいけない時だす!ってヒッツー励ましてあげたんだす。

12月31日の夜、身延線甲府駅に着いた私は、乗り換えのために中央線のホームに移動した。そこに、彼が乗った列車がやっくるはずだった。彼は3日前から「18切符」を使った列車旅をしており、最終日であるこの日は、盛岡から東北本線に乗って福島を経由し、途中新幹線を使って首都圏に到達し、新宿から中央線に乗り換えて日本の中央部に向けて延々と列車旅をしてきているはずだった。

彼が乗った列車は定刻通りにやってきた。車内は乗客の姿がまばらでがらんとしており、先頭車両のボックスシートに座る彼をすぐに見つける事ができた。寒々しい照明のせいか彼の顔には生気が感じられなかった。彼は私の顔を見て「お疲れ」と言った。私も「お疲れ」と言った。その後、向かい合って座った私たちの間には、5分以上沈黙が流れた。列車の走行音がうるさくて、彼に聞こえるように話すには、彼の耳元に近付かなくてはならなかった。私は「この前は、がっかりさせるような事をメールで言ってしまって、ごめんなさい。」と言った。すると彼は「その話は後でゆっくりしよう」と言った。しかしその後、私たちがその件の話をする事は一切無かった。

と、いうわけで、案外簡単に仲直りできたみたいだす!それでね、年越しの瞬間は、二人で「激めん」を食べてたんだって!近所に「すわ湖」があるだし、飼い主は翌朝「初日の出」を見に行く事にしただす!

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1月1日の日の出の時刻は6時58分で、-4℃という寒さの中でも、湖の岸辺には既に人が50人くらい集まっていた。東側には山があるだけではなく、太陽を遮るように雲がかかっていた。無風状態が続いていて、その雲は動きそうになかった。

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このワンシーンをシャッターに収めると、多くの人々がそそくさと帰って行った。私もその一人だった。諏訪湖からの帰り道、私は「緑の葉っぱ」を求めて散策し、運良く河原のそばでそれを手に入れた。途中コンビニで「サラダしたらば」と「高野豆腐」を買って家に帰ると、彼はまだ眠っていた。私はその間に、「超適当おせち」を作った。

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近所に「すわ大社しもしゃあきみや」っていう「すっごい神社」があって、飼い主と恋人は初もうでに行ったんだす!

諏訪大社下社秋宮」に続く「大社通り」と呼ばれる道は、多くの参拝者が通るため、歩行者天国にされていた。その長いゆるやかな上り坂に沿って、無数の屋台が並んでいて、まるでお祭りの様相であった。「下社秋宮」の境内では、参拝者が長蛇の列をつくり、それは入口付近の石段にまで達していた。周囲では、おみくじやお守り、お札、破魔矢、絵馬などの色彩豊かな正月グッズが売られていた。

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 1月2日。彼は「松本城」へ行こうと言いだした。さらに、「“おばすて”に行こう」とも言った。私はそれを「バス停」と聞き間違えた。バス停ではなく、昔話の「おばすて山」で有名な「姨捨(おばすて)」という名の駅の事であった。

私たちは中央線と篠ノ井線を経由して、「姨捨駅」に向かった。「駅で電車から降りたら、しばらく電車を見送る感じで見ていると、何かが起こるよ。」と彼が言うので、私は、運転席が爆発するのかなぁ・・・などと思いながらわくわくしていた。すると、車内アナウンスで「スイッチバック運転を行います」と言われ、オチが明らかになってしまった。「スイッチバック運転」の他に「姨捨駅」に何があるのかと言うと、この景色である。

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駅のすぐそばに「姨捨公園」という名の小高い丘があったので、登ってみた。そこは展望台のように景色を見渡せる場所だった。丘のふもとには篠ノ井線の線路が見え、私たちは特急列車が通過するのを待ち構えて、その瞬間をスマホで撮影しようと試みた。一枚一枚写真を撮影している彼の背後で、私は悠々とムービーを撮影していた。そんな私の姿を見て、写真を撮るために構えているのだと勘違いしたのか、彼が私の前でポーズを決めてくれた様子が微笑ましかった。そのような感じで一時間ほど過ごした後、私たちは電車で来た道を逆戻りし、「松本駅」に向かった。

松本駅の1番ホームにある「山野草」という立ち食い蕎麦屋さんで、「特上きつねそば(410円)」を食べた。「特上」だと麺が普通の駅そばと違い、生麺に近いと言う事だったが、それは本当においしかった。お揚げは大きくてソフトで、フルーツのように甘い味付けでおいしかった。

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私たちが松本城を訪れたのは午後3時であった。混む時間帯を避けたつもりだったが、城内を巡回中、長蛇の列に遭遇してしまった。しかしその分、ゆっくりと戦国時代に思いを馳せる事ができた。松本城の中には急な階段があるため、昇り降りの際には注意が必要だ。注意すべきなのは足元だけではない。彼は階段を昇る時、頭上の梁に頭を打ち付けてしまったらしい。


1月3日。私は昼寝をしている彼が目を覚まさないようにそっと家を出て、一人で諏訪湖周辺を散策していた。

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諏訪湖から北上し、中山道の宿場町の面影を残した道を歩いていると、「諏訪大社下社春宮まで800m」という看板があった。「春宮」がこんなに近くにあるとは知らなかった。800mというと、成田空港の第三ターミナルに行く時の移動距離で、これくらいなら歩いても平気だと思えた。「春宮」の手前まで来た時、彼から「今どこにいるの?」とメールが来たので「春宮を目指して歩行中」と返信しておいた。「春宮」では「お祭り騒ぎ」はやっておらず、境内は森閑としていた。彼に後で見せるために写真を一通り撮った後、さて帰ろうと坂道を下り始めた時だった。

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長い坂道を自転車で蛇行しながら一生懸命登って来る彼の姿があった。私はそのサプライズが嬉しくて笑いが止まらなくなってしまった。きっと、私のメールを確認してすぐに、自転車でぶっ飛んで来てくれたのだろう。

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 今度は二人でもう一度境内を散策し、その後、彼が運転する自転車の後ろに乗せてもらって、坂道を下って帰った。それは、道路交通法上好ましくない事だとわかっていたが、愛には勝てなかった。

良かっただすね、飼い主!本当はこの後も楽しい事がいっぱいあったみたいだすよ。でもそれは、ヒッツーと飼い主の秘密だす!

おわり