ヒッツーのブログ

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札幌遠征④ またね、札幌

2016年6月7日、その日は朝から暖かい一日だった。午前中は、「彼」が学生時代に通ったという思い出深い駅をいくつか訪ねてみた。「あの頃は何もなかったのに」と彼はその変わりように驚いていた。その後、私たちは「百合ヶ原公園」というフラワーパークに行ってみた。私は花が好きで、民家の庭先や道端で花を見つけると、名前を言い当ててみせたり、匂いを嗅ぎ回ったりする。そんな私の事を彼は理解してくれていたのだろう。その公園の花壇は、一つひとつの植物にネームプレートが与えられ、聞いた事も無いような名前が書かれていた。植物について相当な知識を持った人々によって、愛情を込めて作り込まれた花壇であるような気がした。

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f:id:hitzuu:20160612220408j:plain「百合ヶ原公園」はとにかく広かった。花壇とそれを巡る小道が次々と現れ、白樺の林があり、芝生の広場があり、列車が走り、池もあった。私はそれらを全て目にとどめようとして、つい休まず歩き続けてしまった。時間は昼頃で、暑さに弱い彼がばててしまい、木陰のベンチに座り込んだ。

その後、札幌駅に戻って来た私たちは、札幌を去る前にもう一度、「大通公園」を見て回った。

f:id:hitzuu:20160612221018j:plainまだ札幌にいたい・・・そんな気持ちもあったが、時間が来たので、札幌駅のバスターミナルから15時発の「苫小牧」行きのバスに乗った。

f:id:hitzuu:20160613213721j:plainバスは「苫小牧フェリーターミナル」にたどり着いた。私たちはフェリー「さんふらわあ ふらの」に搭乗し、18時45分に「苫小牧」を出港し、翌日の14時に茨城県の「大洗」に到着する事となる。これで北海道とお別れである。

f:id:hitzuu:20160613213152j:plainなんと「彼」はこの船に一室しか無い「スイートルーム」を確保するという、思い切った事をしてくれたのである。フェリー搭乗予定日の2か月前に、彼は予約受付開始時刻と同時に電話予約を試みたが、結果は苦渋の極みで、スイートのみならず全ての個室が満室だったという。

f:id:hitzuu:20160613213232j:plainしかし翌日、何とか一日遅れの6月7日にスイートの予約をとる事が出来たという。札幌滞在が当初の計画よりも一日長くなったのだが、彼はその間決して私を退屈させたりせず、何も知らない私を常にリードし、有意義な時間をもたらしてくれた。

f:id:hitzuu:20160613210015j:plain出港前ではあったが、私たちはさっそく夕食バイキングへ向かった。彼が言うには、このフェリーはとりわけ料理に力を入れているそうである。私たちはこの時のために敢えてお腹を空かせていた。f:id:hitzuu:20160613213215j:plain海が一望できる窓際に、私たちの座席がキープされていた。f:id:hitzuu:20160613210030j:plain船の中で焼きたて・揚げたての料理と、新鮮な野菜やフルーツが食べられるのは有りがたい事だった。私はホワイトソースのかかったドリアのようなものが気に入り、おかわりをした。さらに、グレープフルーツが甘くておいしかったので何度も食べてしまった。彼はローストビーフが気に入ったようだった。二人で楽しく食事をしている間に、フェリーは出港した。

食事の後は、甲板に出ようという事で二人の意見が一致し、私は彼の後ろに付いて歩いて行った。彼は以前にもこのフェリーに乗った事があり、その時の記憶を頼りに、船内を徘徊、あちこちを徘徊、そして逆戻りした後に、甲板に出た。

f:id:hitzuu:20160613222410j:plain甲板に出ると、初めて感じる海の匂いがした。私が過去に浜辺で感じた匂いとは違い、より透明感のある密度の高い匂いだった。

f:id:hitzuu:20160613222514j:plain19時に、もう一隻の「さんふらわあ」とすれ違った。おそらく「大洗」から来て「苫小牧」に向かう便であろう。実はこの時私は「スリッパで甲板に出る」という失態を犯していた。

f:id:hitzuu:20160613224926j:plain彼が言うには、この「さんふらわあ ふらの」の新造船が2017年から就航予定なのだそうである。新造船のスイートルームとはどういう部屋なのだろうか。とても興味がある。

ひと眠りした後、私は夜中に目を覚ました。日付はもう変わっていて、時間は午前3時過ぎだった。部屋の窓から見える空の色が次第に青みを帯びて来たので、もうすぐ日の出が見られるかもしれないと思い、私は甲板に出る事にした。彼はぐっすり眠っていたので、そっとしておいた。

甲板と展望ラウンジを行き来しながら日の出を待っていたのだが、日が中々昇らないので、私は退屈な思いをしていた。すると、丁度良く彼が甲板に現れた。私は「日の出の時刻」を彼にスマホで調べてもらった。「3時55分」という事だったが、その時刻はもう過ぎている。

f:id:hitzuu:20160614211758j:plain4時30分頃、空の一部分が赤みを帯びているのに気づいた。

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f:id:hitzuu:20160614212300j:plainこれはほんのひとときの出来事で、雲の間隙に現れた太陽は、またすぐ雲に取り込まれてしまった。私はひと眠りしようと思った。

f:id:hitzuu:20160614214030j:plain朝食バイキング、昼食(カレーやパスタなど)も、満足のできる内容だった。私にとっては初めてのフェリーであったが、天候に恵まれ、外海を航行していた割りには波が穏やかで、船酔いを起こす事も無かった。

f:id:hitzuu:20160614213951j:plainフェリーは「大洗」に近づいていた。気温もだいぶ上昇していた。この旅が終わっても、また新たな思い出が沢山生まれるだろう。そして私たちはきっといつかまた「札幌」に来るだろう。

(札幌遠征 終わり)